独陸軍による仕様変更については,早期(1941初頭)にA案を提示
してきましたが,東部戦線の状況を詳しく調査してみると,
A案では,少なからぬ不備が目立ってきました.
●主砲仰角/俯角の不足
原型の50mm砲では露見しなかった問題ですが,砲が大型化するにつれ,
問題と考えられるようになりました.
そもそもブルンヒルデ・ワークスは,超低姿勢30トン戦車・というテーマを
追った産物です.
ただ,エンジンが極めて大型のJUMOディーゼルのために,エンジンルーム
の天地が厚くなってしまったために,コンセプトに無理が生じてきました.
解決策として,車体後部の天地を25cm高め,エンジンルームと同一に
しました.
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これが,1941年B型です.
車体長:6.6m
車体幅:3.5m
車体高:2.95m
車両重量:35トン
機関:JUMO207改・直6ディーゼル850馬力
装甲:全面傾斜板/砲塔前半・80mm、他は20〜40mm
兵装:主砲・48口径75mm砲(76発搭載)、7.9mm機銃x2、他、砲塔後面に、機銃
眼あり
最高速度:65km/路面、50km以上/不整地
@得たもの
砲塔前端のデザインを若干変更し,仰角/俯角不足を解決
砲塔後部デザイン変更により,主砲弾数12発増加
車体後部容積増大により,燃料600リットル登載・これは不整地で航続300kmが可能
ターレットリング位置30cm前進により,砲塔後部の出っ張りが解消
もともと,それほど良くなかった操縦士視界が,若干改善
A失ったもの
重量増加・A型に対し1トン増加
低姿勢・3m近いものになり,他の戦車と大差ないものになってしまった
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