イブクーロ王国大型航洋警備艦

警備艦


三菱横浜造船所謹製
<要目>
基準排水量:5,000t
全長   :130m
全幅   :15.8m
機関出力 :19,000馬力
最大速度 :25.5kt
航続距離 :10ktで12,000浬
兵装
 主砲  :15cm 連装×1基、単装×2
 高角砲 :12cm 単装×4基
 魚雷  :61cm 連装×2基
 射出機 :1基
 航空機 :3機


H:久々にイブクーロ王国からの発注だな。 S:第9回、第10回競争試作を参照してください。 H:あの頃はまだ参加してなかったから、実は後から見て参加したかったなあ   とか思ってたんだよ。巡洋艦とか。 S:はい。 H:で、今回は大型航洋警備艦だな。 S:はい。どういう艦ですか? H:……さあ? H:航洋警備艦ってことは… S:外洋航行性を重視ですね。 H:そうだな。で、8週間以上の哨戒に耐える艤装・居住性を有すること   ってあるから、艦内容積は広くとって… S:居住性、凌波性に優れた艦であることが望ましいと。 H:その分巡洋艦とかと比べるとずんぐりして見えるけど、まあ、安定は良さそうともいえる。 S:随分いろいろな装備のようですが? H:警備目的ならどんな状況にも対応できるような   柔軟性が欲しいじゃないか。 S:そういう理由ですか。 H:まあ練習巡洋艦のイメージに近いんだけど。   っていうかデザインも含めてオレの趣味だが。 S:なるほど。練習用に装備がいろいろとあるんですね。   爆雷投下軌条や爆雷投射機までありますし。 H:それは戦時の航路警備にはあったほうがいいだろ? S:主砲が艦首に集中しているのは何か意味があるのですか? H:うーん、本当は艦首を一段高くしようと思ってたんだが… S:まさに香取ですね H:なんのことやら?   いや、いろいろ入れたら5000tに収まるか心配になってきてな   艦首を高くするのはやめて、後部主砲も削ってこんな形に。 S:それで後部主砲が無くなったんですか? H:いや、他にも航空機の搭載スペースとかいろいろとな。   そのかわりといっちゃなんだが、居住スペースはだいぶ余裕があるんだ。 S:そのかわりといってはなんですが、武装は強力とは言い難いですね。 H:…運用目的が領海警備、海上救難用で戦時には航路警備だろ。 S:警備、救難目的ならそんなに強力な武装は必要ないと? H:そのかわり、無駄に索敵能力を強化してみました。 S:無駄なんですか? H:…言葉のあやだ。 S:射出機も実用化されましたしね。 H:そうそう。 S:採用してみたかったんですね。 H:そうそう……じゃなくてだな S:わかりました。 H:いや、本当か? 本当にわかったのか!? S:魚雷は61cmですね。 H:これも載せるだけは。   53cmにしようかと思ったんだけど、大型巡洋艦、駆逐艦共に61cmだろ。   これだけ変えるのも逆に面倒じゃないか。 S:いわゆる酸素魚雷ではありませんね。 H:当然、あれは外に出さないだろ。 S:高角砲が12cmなのは? H:こっちの方が載せ易いんだ。軽いし。 S:運用目的やスペックからすると、前述の大型巡洋艦や駆逐艦との共同作戦などは   やはり無理がありますか? H:…… S:考えているのですか? H:…まあ、数が少ないんだし…   いざとなったら使えるものはなんでも使うだろ S:可能であれば、それはそうです。 H:巡洋艦が30kt強、駆逐艦の量産型は実質30ktいかないとも言われてるから   一緒に行動するのは無理ではないと思うぞ。   居住性確保の為に艦内容積も広くとってるから旗艦としても重宝するかもしれないし。   まあ、第一線で活躍するのは厳しいだろうけどな。 S:無茶ではあるが無理ではないと。 H:防御装甲なんて無いに等しいから、直接狙われたら弱いけどな。 S:ないんですか? H:ちょっと、無理だった。 S:主機は2基で2軸推進でしたね。 H:ああ、ボイラーも2基。 S:かなり高出力のものですが、大丈夫でしょうか? H:駆逐艦程じゃないよ。日本製だし大丈夫だろ。 S:2番艦以降は国産とありますが? H:……… S:何故目を反らすのですか? H:駆逐艦程とんがってないし、たぶん大丈夫じゃないか? S:……… H:…ゴホンッ   あれだ、今、風邪で寝込んでて頭がまわらないから、(<実話)   フィリス先生に診てもらってこようかな。向こうはもう終わってるはずだし。 S:Dr.フィリスならもうお帰りになりましたよ。 H:……早く、言え。 S:大丈夫ですよ。私は資格は有りませんが知識と技術はありますから。 H:(…それ、駄目だろー)