胃国大型航洋警備艦、ヴィッカース案


イメージ図



要目
基準排水量 2,700トン
全長    115メートル
全幅    13.5メートル
吃水    4.4メートル
主機    パーソンズ式オール・ギヤード蒸気タービン
軸数    2軸
主缶    アドミラルティー3胴式水管缶 3基
出力    30,000馬力
速力    25ノット
燃料搭載量 1,140トン
航続力   10ノット-14,500海里
兵装    4.7インチ45口径Mk\単装砲4基
      2ポンド単装ポンポン砲2基
      爆雷投射機4基 爆雷投下軌条2基
      爆雷 最大400発(平時定数15発)
      機雷 最大140発 
       
 
 概要
 
 イブクーロ王国が国際社会に「出現」してから約10年、その年月は教育レベルの高いか
の国の民衆が活動範囲を大海遥かに拡げるには充分な時間であった。
 そして彼らの活動範囲が拡大するにつれ、洋上において様々な事故や事件が引き起こさ
れ、さらには近隣各国との間にささやかな(しかし無視もできない)軋轢を生むことになっ
た。
 胃国政府はこれらの問題に対応すべく、小国としては異例の大型航洋警備艦を発注した。

 この発注に対し英ヴィッカース社が提案したのは、平時においては洋上警備、海難救助
を主任務とし、戦時においては胃国を覆う直径500Kmは下らないであろう巨大な環礁の出
入り口である水道を機雷で塞ぐための敷設艦として、またその航続力を活かし船団の護衛
艦として運用できる多機能艦であった。

 この艦の艦形は、救難業務にはあまり適切とは言えない乾舷の高い平甲板型ではあった
が、絶海の孤島と言ってよい胃国の立地条件と長距離、長時間の哨戒が求められている事
を考慮し、航洋性の高いこの艦形が選ばれた。
 居住空間も長期の活動を考慮し一人頭3.6uという列強の戦艦をも上回るスペースを確
保し、また南洋という土地柄に配慮して冷房も装備するなど、このクラスの艦艇にしては
贅沢な儀装が施されていた。
 
 艦体後部には300立方メートルの多目的区画が設けられた。
この空間は、平時には海難時の救助者収容空間として、長期間に渡り艦内での生活を余儀
なくされる乗員のため上映会等のレクリエーション空間として利用し、戦時においては機
雷、爆雷の弾薬庫として利用できるよう設計されていた。


  あとがき

 どうも、二回目の投稿になる中村です。
 今回あまり時間がなかったので、英国の敷設巡洋艦をモデルにしました。
 まあ、元になった敷設巡洋艦は「強行」だの「夜間隠密」だのと難儀な文字が付いてる
艦なのですが、私の艦はそんな物騒な事はしないので余裕たっぷりと言った感じです。

 ちなみに、今回のコンセプトは「必要最小限、最安値」という世界恐慌中という背景を
踏まえた物にしてみました。
・・・とか言いながら、やたらと豪華になってるような気がしないでもないですが(爆)

 頑張れば1,000トンくらいまでは小さくできるとは思うんですが、なにぶん居住性も要
求に含まれているので、あまり無理はしませんでした。
 まぁ胃国は金持ってますしちょっと贅沢してもらいましょう。
 
 でもね、5,000トンもあれば条件を全て満たした上で普通の軽巡洋艦が作れちゃうんで
すよ(例えば英国のアリシューザ級とか)、その辺考えるとこれでも充分安いと思います。
 
 個人的に全投稿作品の中で最小なら成功という感じですが、果たして結果はどうなりま
すでしょうか、今から楽しみです。

 さて最後に、IRCで色々と知恵を与えてくれた皆様方、全部無駄にしてしまい御免なさ
い。でも、あの会話が無ければネタも思い浮かばず今回は参加できませんでした。
 この場を借りて御礼申し上げます、有難う御座いました。