ダイムラー・ベンツ VK4501(DB)

VK4501(DB)

1941年5月ドイツ陸軍省より新型8.8cm(KwK43)を搭載する重戦車の開発が各社に命じられた。

最高速度40km航続距離200km鉄道による輸送を考慮することを求められた。

ダイムラー・ベンツ社は主力戦車たるV号戦車を生産しておりこれからも戦車産業にどしどし参入するには、ヒトラーの度肝を抜く重戦車を開発することを決定した。

KwK43は71口径の長砲身であり砲尾も大きいそれを搭載する砲塔は、現在製造中のV号戦車の砲塔を拡大強化することとし設計にかかった、又車体はV号戦車や以前制作したVK903、Vk1601等と他社の戦車および他国の戦車を参考に設計にかかった。重量が大きくなることは明白であったので最大出力のマイバッハHL210エンジン650馬力の採用を予定した鉄道輸送の車両限界3.5mに会わせるよう設計を行った、しかし設計をすすめるうち、重装甲等により650馬力では明らかにアンダーパワーであった、そのためエンジンに、自社製航空機用エンジンDB601を2基使用し1200馬力の出力を出す予定を立てたが、空軍省の許可が下りず、断念することとなった。さらにHL210を2基搭載したとしても燃料消費量が多すぎること、さらに冷却不良に成り火災の危険もあるためこれも断念した、最後の手段として、自社で制作している、魚雷艇用MB501(20気筒2000馬力)の利用を考慮したしかしそのままでは大きすぎるためシリンダーを流用し12気筒1200馬力エンジンを製作することにした、しかし出来たエンジンは背が異常に高く1.8m長さが2mほどであったため設計中の車体では入らないため車体長を延長しエンジンルームをかさ上げした、しかしこんどは砲塔位置が低すぎ後部に旋回不能となる為砲塔基部もかさ上げしたが試作を開始した、エンジンルームの側面キャタピラ側はエンジンが大きいためキャタピラ側面の装甲が30mmしかないため40mm圧の装甲スカートを装着するようになった。懸架方式はリーフスプリング方式を採用したためトーションバー採用より車高を100mm下げることが出来たVK903等の経験からオーバーラップ式転輪を採用した砲塔リングは1850mmとした、重装甲な上にかさ上げされた車体のため試作車が完成したときは重量74トンに達しってしまった。

テストを行った結果幅広の72.5cmキャタピラを採用し車長が長い結果運動性はまずまずであった

最高速度も40kmをクリアーした航続距離はディーゼルの利点を生かし200kmをこえた、



諸元表

VK4501(DB)

重量74t、全長12.8m、車体長8.8m、全幅3.5m、全高3.78m、エンジンルーム高2.0m

砲塔長3m、キャタピラ幅72.5cm、武装KwK43 L71 8.8cm 1門、

MG34 7.92mm機関銃2挺、エンジン ダイムラー・ベンツMB501改 1200馬力

速力42km 航続力230km 乗員5名

装甲厚 車体 全面100mm 側面80mm 後面50mm 上面25mm 底面25mm 前面下80mm

砲塔 前面100mm 側面80mm 後面80mm 上面25mm

砲弾80発

鉄道輸送時中央の車台の低い特殊貨車を使用する必要があるかも知れない。