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| 航空技官N | | えと、次は主翼の拡張だね。 |
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| 航空技官Y | | ハリケーンの主翼はもともと内翼部と外翼部で別パーツだ。 |
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| | | この内翼と外翼の間に、主翼折り畳み機構を継ぎ足そうとしたのが元々の方針。 |
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| 航空技官N | | あれ、燃料槽の増設は? |
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| 航空技官Y | | 順番で言えば後からだね。
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| | | 観測員席の設置、主翼折り畳み機構などの追加による重量増加、 |
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| | | それによる翼面過重の悪化・・・・・・つまり失速速度の増加に対処するため |
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| | | 翼面積の拡大も必要になったわけだ。 |
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| 航空技官N | | それで、主翼折り畳み機構の設置とあわせて内翼と外翼の間を継ぎ足して、 |
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| | | 翼面積を拡大したわけなんだね。 |
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| 航空技官Y | | そういうこと。ここでやっと燃料容量の話になる。 |
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| 航空技官N | | えと、要求仕様に基づく、この機体の必要燃料量の概算は、 |
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| | | ハリケーン本来の燃料容量のほぼ倍。 |
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| | | でも、ハリケーンそのものの機体にはそれだけの燃料を追加する余裕がないけど。 |
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| 航空技官Y | | そこで主翼拡大で得られるスペースに追加燃料槽を設置したわけだ。 |
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| | | 燃料容量、翼面過重、空力抵抗や上昇力への影響などを考慮した |
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| | | 「妥協」の結果がこの拡大量だったわけだね。 |
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| 航空技官N | | 拡大部分のパーツを継ぎ足せばいいわけだから、ハリケーンとの部品の |
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| | | 共用部分も多いわけで、その分改修に掛かる手間も減らせるんだね。 |
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| 航空技官Y | | 主胴体側も弄る部分が少ない・・・・・・メインフレームはほとんど弄っていない |
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| | | わけだから、こっちも改修の手間はかなり減らせる。 |
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| 航空技官N | | いくら手間が省けるとは言っても、主翼継ぎ足し部分の翼弦も弄ってないよ。 |
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| | | 相当に手抜き・・・・・・えと、手間を省いているんだね。 |
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| 航空技官Y | | ・・・・・・・・・言うな。 |
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| 航空技官N | | ところで、いくら手間が少ないとは言え、ホーカー社にこの改修を行う余裕は |
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| | | あるの? |
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| 航空技官Y | | どうかな・・・・・・結構厳しいようにも思えるんだが。 |
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| | | 動力銃座付複座戦闘機ホットスパーの設計だって滞りがちだったんじゃ |
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| | | なかったかな。 |
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| 航空技官N | | ホットスパーって、単発軽爆ヘンリーの設計流用機だよね。 |
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| | | あれ、そういえばヘンリーもハリケーンからの派生機じゃなかった? |
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| | | ヘンリーを、今回の仕様にそのまま使えなかったのかな。 |
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| 航空技官Y | | 装備機銃が足りない・・・・・・まあこれは追加すれば済むだろうけど、上昇力が |
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| | | 結構怪しいような気がするな。 |
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| 航空技官N | | ハリケーンの改修よりも、ヘンリーの改修で要求仕様にマッチさせる方向性は |
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| | | 考えられなかったのかな。 |
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| | | ホットスパーとは方向性が違うけど、同じ機の改修ならリソースの共用も |
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| | | できそうな気がするんだけど。 |
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| 航空技官Y | | それを言うならホットスパーのほうを切って捨ててハリケーン改修にリソースを |
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| | | 集中したほうがいいだろう。 |
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| 航空技官N | | でもあまり一機種に集中し過ぎると「親亀コケたら皆コケた」ってことに |
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| | | なるんじゃない? |
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| 航空技官Y | | すでに空軍に納入が進んでるハリケーンがコケるって・・・・・・? |
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| | | 怖いこと言うなよ。 |
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| 航空技官N | | えとね、設計作業の余力の問題なら、発動機の開発が遅れて作業がままならない |
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| | | 新型機を切って捨てちゃえばいいんだよ。 |
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| 航空技官Y | | その発動機って、ネピア・セイバーのことか。 |
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| | | じゃあ新型機って・・・・・・タイフーンを切って捨てろと? |
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