ラ・セーヌ社案「仮称エトワール・ド・ラ・セーヌ号」

E'toile de la Seine


不況でどん底に叩き落されたラ・セーヌ社の希望の星とかそんな感じ?


要目(計画値)
基準排水量:10,000t
満水排水量 12,200t    

全長:179m
全幅:22.2m
喫水:5.7m 
機関:アンドレ水管缶4基(重油専焼)
   パーソンズ・ギアードタービン2基/2軸
      84,000馬力
      シュネデール式ディーゼル機関×4基/2軸
      15,000馬力
   合計出力 99,000馬力
速度:32ノット
武装:M1931 20.3cm55口径4連装砲2基
   M1930 10cm45口径連装高角砲4基
   M1933 37mm連装機銃4基
   55cm3連装魚雷発射管(水上旋回式)2基
   水上戦闘機6機(格納庫収容)
   水上偵察機2機(露天駐機)
   射出機2基
装甲:舷側160mm〜30mm 甲板80mm〜30mm 主砲塔200mm〜100mm
燃料:重油1,930トン
航続距離:18ノットで8,000浬


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時代を先駆ける先進の技術
本艦はプリンス・ノイッチ号のコンセプトを継承していますが、この10年で発達したさま
ざまな技術を用いることで、さらに優秀な艦へと進化しています。

先に採用された大型警備艦が練習艦としての任務を引き継いだので、この要素を排して船
体を縮小し、長年の研究の末採用された四連装砲塔と小型化した機関によりバイタルパー
トを短縮。
さらに、強度部材に高張力鋼、上部構造物には軽合金を多用し、縦肋骨構造を採用し強材
の量そのものを削減するとともに広範囲に亘って電気溶接を使用することで強度を損ねる
ことなく重量の大幅な軽減に成功しました。
こうして浮いた重量は各種装備の充実に使われています。

新時代に対応した重防御
近年発達目覚しい航空機からの攻撃と大重量の新砲弾に対抗すべく弾薬庫まわりの水平甲
板に80mm、舷側に15度の傾斜を持つ160mmの装甲を張っています。
これに前楯、バーベット共に200mmの重装甲もつ主砲塔と、重油等の液体による液層と衝
撃吸収材兼浮力材のエボナイトを充填した層からなる水雷防御により、このクラスの艦と
しては破格の防御力を備えています。

お財布にやさしい、リサイクル砲
主砲の門数はプリンス・ノイッチ号と変わらないものの、長砲身化による高初速と大重量
の新砲弾を採用することで威力は格段に向上しました。
また、保管してあった前ド級戦艦の副砲のA筒を再利用することによって製造費を削減、
低価格と高性能の両立を実現しました。

圧倒的な低燃費を約束する、ハイブリッド機関 
高出力のスチームタービンと、低燃費のディーゼルによるハイブリッドシステム「CODAS」
の採用により、巡航18ノットにおいて毎時3.6トンという圧倒的な低燃費とプリンス・ノ
イッチ号を上回る32ノット以上の高速性能を実現しました。

選べる嬉しさ四種類
煩く付きまとう偵察機や高高度から襲ってくる爆撃機、これらを素早く落とすには従来の
高角砲だけでは確実性にかけます。やはり航空機には航空機で立ち向かうのが一番です。 
そこで本艦では6機という大量の水上戦闘機を搭載し、空からのあらゆる脅威に対応して
います。
この搭載機は従来の露天駐機に代わり、後部デッキに設置された大型格納庫に6機すべて
を収納することが可能です。これで悪天候や砲戦時の爆風により機体が損失する恐れあり
ません。
また、水上機を運用するにあたって最大のネックとなっていた、停船しなければ搭載機を
回収できないという問題も、ハインマットを搭載することで解決しました。
艦尾より流されたマットに乗った搭載機をリールで巻き取りながら引き寄せ波高同調機能
付のデリックが素早く回収、これさえあれば危険な戦場で立ち往生することはありません。
そらに今回は、ロワール210、ロマノR-90、ベルナールH52、ポテ453、と以上四種類の水
上戦闘機/戦闘飛行艇をご用意いたしました。どれもフランスが誇る一流メーカーの新鋭
機ばかりです、どうぞお客様のご趣味に合わせてご自由にお選びください。

さらに
今お買い上げいただいたお客様には、家紋やお国の偉人など艦名に縁のある人物をあしら
った砲口栓をプレゼントいたします。

お求めは、お近くのフランス大使館までお気軽にどうぞ。



言い訳

皆様ご機嫌いかがでしょうか、花粉症で死にかけてる中村です。
つくづく健康って幸せなことだなぁと実感しております。へーちょん。

・・・そんなことはどうでもいいですね。
で、この艦ですが、艦隊内での位置付けがプリンス・ノイッチ号と変わらないと仮定して、
ただ単純に強く硬く早くしているだけの代物です。
新たな胃国艦隊旗艦として司令部要員を収容できるでっかい艦橋、新たな胃国の顔として
恥じないフランスの新世代戦艦と同じ威容。
プリンス・ノイッチ号と変わらない小さい主力艦です。

では細かな言い訳をはじめたいと思います。

船体
ここで上げてる重量削減策はすべてこの時代の多くの艦で多かれ少なかれ採用された手法
です。
電気溶接を多用したと言っても、HTや軽合金は鋲接ですし別段変なことはしていません。
ですのでこのまま造られた場合この時代の多くの艦と同じく強度不足に陥るでしょう。
もっとも、この艦が運良く受注された場合、建造期間は概ね33〜36、37年。そして35年に
は同様の手法で建造された敷設巡洋艦エミール・ベルタンの強度不足が発覚してますので、
竣工前に改善策が取られるでしょう。排水量は500〜600トンほど増加するでしょうがそれ
で問題は解決するはずです。
ちなみに船体重量は3400トン(強度改善で+600トン)ぐらいと見積もってます。

防御
重防御と言っても条約型重巡より若干まして程度です。弾薬庫まわりはさすがに充実して
いますが機関部の甲板なんて30mmの装甲しか張ってませんし、せめてシフト配置にして生
存性を高めたかったんですが艦内容積や航空儀装の兼合いから諦めました。
ホント一万トンってシビアですね。
ちなみに防御重量は2800トンぐらいと見積もってます。

艦内の様子
兵装 ダンドンの副砲は連装6基12門で6隻の姉妹艦のうち1隻が戦没、3隻が現役で、退役したの 2隻だけだから使えるのは24門、うち8門はアルジェリーが使って他にも陸上砲台に何本か 使ってるから・・・M1902-06 24cm砲まだ余ってるかなぁ、余ってるといいなぁ、よし余っ てることにしよう(ヲ 新砲弾て言うのは36年に採用された徹甲弾のことです。米国のSHSってほどじゃないけど 諸外国の砲弾よりも若干重めです。 ちなみに兵装重量は航空関連も含めて1200トンぐらいと見積もってます。 機関 タービンはラ・ガリソニエール級軽巡洋艦の物を、ディーゼルはルドゥタブル級(第3シリ ーズ)潜水艦の物を2基1軸に繋ぎ1割ほど出力を落として使用しています。 18ノット出すにはディーゼルだけだと出力が足りないので、タービンにも5000馬力ほど働 いてもらってます。 あと、あの燃料消費量は計算上の理想値なので、燃料は余裕を持たして二割ほど増して搭 載してあります。これだけ余裕を持たしておけば強度改善による重量増加後でも要求の航 続力は維持できるでしょう。 あと速力に関しても計画値より少々低下するでしょうが要求は何とかクリアできると思い ます(もっともラ・ガソニエール級の機関って過負荷全力だと十万馬力を超えますんで、 その気になれば34ノット近い速度をたたき出してくれそうですけどね)。 ちなみに機関重量は1600トンぐらいと見積もっています。 航空機 一隊三機編成で、二隊でローテーション組んで、常時一隊がお空にいるので気が休まるっ て感じ。 そう気休め、実際、水戦なんてひどく限られた状況でしか使えないし、て言うか水戦云々 以前に候補に上がってるのが見事に駄っ作機ぞろい、どうにかフランス海軍に採用された ロワール210も開発が難航して部隊での運用開始が39年にずれ込むは、運用が始まったら 始まったで事故が多発して(翼がもげるらしいぞ)とっととお蔵入り。 と言うわけで、この艦が完成しても積む飛行機がありません。まったくもってひどい話で すねぇ。 ・・・とは言うものの、この時代、フランスやイタリアなどが水上機による艦隊防空をま じめに考えていたのは紛れもない史実です。 すでに水上戦闘機の運用実績を持つ胃国なら、この考え方はそれほど違和感なく受け入れ られるのではないかと思います。 まぁ、将来的にはドヴォアチーヌHD.780を買って(別に二式水戦や強風、スピットファイ アやワイルドキャットの水戦型でもいいですが)初志を貫徹するも良し、ラテコエール298 や瑞雲を買ってご近所のシーレーンに要らぬちょっかいを出すも良し、その辺の選択はお 買いいただく胃国の判断にお任せます。 あとハイン・マットですが、使い物にならなかったいう話も聞きますが、ラ・ガリソニエ ール級に続いてド・グラースでも搭載が予定されていたことから案外使えたんじゃないか という話も聞きます。 実際どんな物だったのか浅学なので判りませんが、こういう装備はあったほうが楽しいで すよねぇ。