
フランス海軍より巡洋艦ドン・ペリニョン(Dom Perignon)級を提案します。 1930年度計画で建造中の巡洋艦アルジェリー級に1931年度計画で建造中の戦艦ダンケルク級の兵装概念を取 り入れた艦艇です。 船型はアルジェリー級と同じ平甲板型としますが艦首形状をバルパス・バウとし推進抵抗の軽減を図ります。 艦橋構造はほぼ同等の檣楼型となりますが後述の機関増設により煙突は一本から二本になります。 20.3cm主砲はアルジェリー級では連装砲塔4基を艦首艦尾に各2基を背負式で配置しておりますが本級ではダ ンケルク級に倣い四連装砲塔2基を艦首部に集中配置します。四連装砲塔はアルジェリー級と同型式の連装 砲架2基を一つの砲塔に収納したもので連装砲塔3基分の重量でアルジェリー級と同等の火力が得られます。 側面図なので表現できませんが砲塔はダンケルク級の13cm四連装砲塔のように横幅が広い形状となります。 主砲弾火薬庫を艦首部に集中することによりバイタルパートが大幅に縮小され防御にも効果が得られます。 10cm対空砲はアルジェリー級では連装砲6基を両舷に3基づつ配置しておりますが本級では同形式の連装砲を 中心線上1基、両舷に2基づつ配置し基数を減じていながら片舷に指向できる火力を維持しております。 航空艤装はアルジェリー級では艦中央部両舷にカタパルト2基を配置し水上偵察機3基を搭載しておりますが 本級ではダンケルク級に倣い艦尾中心線上にカタパルト1基と大型格納庫を設けます。搭載機はアルジェリー 級と同じロワールL-2水上偵察機3機としますが現在試験飛行中のロワール130小型飛行艇への機種変更を予定 しております。 上記により軽減された重量は主に機関の増強と燃料タンクの増設に充てております。主機はアルジェリー級 と同じく蒸気タービン4軸推進となりますが缶数はアルジェリー級に2基増設し出力は84,000hpから112,000hp に増加します。機関配置はアルジェリー級は前方に缶室、後方に機械室をまとめて配置しておりますが本級 では缶室と機械室をそれぞれ2群とし缶機缶機のシフト配置とします。 --------------------------------------------------------------------- 諸元 基準排水量: 9,980t 公試排水量: 12,170t 全長: 186.2m 水線幅: 20.0m 吃水: 6.15m 主機:缶数 8 蒸気性状 27.0kg/cm2, 325゚C 出力 112,000馬力 軸数 4 燃料:重油 3,000トン 速度: 32.4ノット 航続距離: 18ノットで8,200浬 武装: 20.3cm四連装砲 2基 砲型式 1924年型 50口径 初速 850m 弾丸重量 127kg 発射速度 8発/分 射程 31,000m 10.0cm連装対空砲 5基 50口径 3.7cm連装対空機銃 7基 55.0cm3連装魚雷発射管 2基 魚雷 1929年型D550型 重量 2,105kg 炸薬 415kg 射程 20,000m/29kt 14,000m/35kt カタパルト1基 搭載機 ロワールL-2水上偵察機 3機 装甲: 舷側 110mm(インターナルアーマー、21゚傾斜) 水中防御縦壁 40mm 甲板 80mm 主砲前面 110mm 天蓋 80mm 側面 70mm 司令塔 100mm --------------------------------------------------------------------- |