[諸 元]
全 長:10.2m
全 幅:11.0m
自 重:3,200kg
全 備 重 量:5,000kg
エ ン ジ ン:中島 誉11型(1800馬力)×1
最 大 速 度:624km/h
航 続 距 離:1,250km
武 装:13mm×2、20mm×2
乗 員:1
[概 要]
ぐ‐ふう【颶風】
強烈な風。
熱帯低気圧の旧称。
本来昭和15年には発注される予定だった艦上戦闘機の試作が翌年までずれ込んだのには
わけがあった。
1つは本命視されていた三菱設計陣の負荷を軽減するため十二試艦戦の完成を待っていた
のと、適当な搭載発動機が無かったためであったが、15年夏には十二試艦戦は零式艦上
戦闘機として正式採用となり、16年に中島製NK9B発動機が 優秀な成績を持って公
式審査が完了したのを期に次期艦戦の計画要求書が昭和16年6月に交付された。
この時期中島でも誉発動機搭載艦戦の計画を自主的に立ち上げ基礎設計を開始していたが
発注先が三菱に決定したため、立ち消えとなってしまった。
だが、この計画は意外なところで息を吹き返す、16年末に内示された陸軍戦闘機の計画
にこの基礎設計は流用され、キ84「はやて」として正式採用されることとなる。
正式発注を請け、三菱は動員できる三菱社内の技師をかき集めた陸海軍担当者混成チーム
を組みこれに望んだ。
性能の優先順位を速度と上昇力におき、これを実現するため極力小型の機体とすること、
外板は厚板を積極的に使用し小骨の減少を図り、構造重量の極端なきりつめを行わず強度
に余裕を持たせることも決定された。
このため不足となる航続距離の対策と発艦時の揚力不足は、容量800リットルの巨大増
槽に揚力補助のため、巨大なベークライト製の離艦促進用翼を取り付け対応していた。

[発艦促進翼付大型増槽]
また、高翼面荷重による着陸速度の上昇にはダブルスロッテッド・フラップ、フラッペロ
ン、スラットなどの高揚力装置を総動員して対応している。
[作成ソフト]
Micrographix Designer7
Micrographix PictuerPublisher8
|