ブラックバーン ビバリー

BEVERLEY 1/4



諸元       
                
全長    約18m
全幅    約24m
全高    約5m
翼面積   約70u
自重    約6,000kg
全備重量  約10,200kg
最大重量  約11,500kg
発動機   @ ロールスロイス「バルチャー」
         液冷X型24気筒、1,760馬力
       A ブリストル「セントーラス5」
         空冷星型複列18気筒、2,500馬力
最高速度  @ 約350km/h
       A 約370km/h
巡航速度  約270km/h
航続距離  約2,500km(正規)
       約4,000km(最大)
       約1,500km(過搭載)
機銃    7.7mm機銃×4
搭載量   貨物2,000kg、または兵員24名(正規)
       貨物4,000kg(過搭載)
乗員    4名



 単発、固定脚とすることで小型、軽量、かつ前線での運用を容易にすることを狙った輸送機。



航空技官Y 単発である分、発動機重量と発動機架構造重量がまず削減できる。
      固定脚である分、脚収納機構の重量が減って、構造を頑丈にすることが容易になるね。
航空技官N 発動機が減ればそれだけ整備の手間が減るね。
      脚が固定脚ならそっちも整備の手間も減るし、この辺りは前線運用への配慮かな。
航空技官Y あとは機内容積を圧迫しないというメリットだね。
      主翼内に収納しないのであればその分燃料槽容積を稼げるし、
      胴体内に収容しないのであれば、貨物室容積を圧迫しないで済む。
航空技官N 固定脚化で空力抵抗は悪化するわけだけど、その辺りは大丈夫?
航空技官Y 双発で両翼にナセルを装備する場合に比べれば、その分空力抵抗が
      軽減しているはずだし、全体的な軽量化で荷重が減る分、主翼を面積削減して、
      その分空力抵抗を減らすこともできる。
      大出力単発の効果が良い方向にフィードバックすれば、
      より小型軽量に機体をまとめることができる・・・・・・はずなんだけどね。
航空技官N 理想論としては、ね。悪い方向に転がりだしたら目も当てられないことになるけど
航空技官Y 聞こえなかったことにしておこう
      一応、2,000馬力級の発動機があれば、要求仕様を満たす機体が成立する
      目算があったわけなんだが・・・・・・。
航空技官N ヴァルチャーだと出力足りてないよ?
      セイバーはダメだったの?
航空技官Y 要求仕様の時点では、
      セイバーがまだまだ信用に足りない発動機だったわけだね。
      それで元々は2,000馬力級として開発されていたヴァルチャーを選択したわけだけど、
      定格試験も1,800馬力級、現物は更に出力下がってしまって、性能不足に泣くわけだ。
航空技官N ヴァルチャー、結局信頼性も足りない発動機になっちゃったしね。
航空技官Y ヴァルチャーを選択した他の航空機と同様、この機体も発動機変更を
      余儀なくされたわけだけど・・・・・・他の機体のようにマーリン選択というわけにはいかなかった。
航空技官N 単発だと圧倒的に出力足りないし、かといってコンセプト上、
      双発にするわけにもいかないものね。
航空技官Y そこで選択したのが・・・・・・
航空技官N ネピア・セイバー。
航空技官Y んなワケないって。
      初期の段階で一旦蹴ってるんだから。
      選んだのはブリストル・セントーラス。
航空技官N 一気に2,500馬力級。最初からセントーラスは選択できなかったの?
航空技官Y 要求仕様の提示が38年6月。
      セントーラスの運転試験開始が38年7月なんだ。
航空技官N ゴメンナサイ



航空技官N あと問題なんだけど・・・・・この機体の貨物室、車輌搭載できる?
航空技官Y 無理だね。後部はクラムシェル型ドアで貨物室床面も低いので
      積み下ろしは楽だけど、貨物室の高さ、幅ともに車輌搭載には足りない。
航空技官N 車輌搭載は、できれば便利なんだけど、要求されてるわけではないものね。
航空技官Y 無理に搭載可能にして性能に皺寄せが出るとか、
      機体が大型化して調達費用が高騰するよりは、
      単発小型のコンセプトで調達費用も低減するほうを選んだんだろうね。