試作装甲兵員輸送車

兵員輸送状態 速射砲装備状態



試作装甲兵員輸送車  仕様


全長:4.2m 全幅:2.26m 全高:1.5m(搭載機銃含まず) 重量:5.8t(全備重量:7.1t・・速射砲搭載時 7.2t)   乗員:4名(最低人員:2名)   搭乗可能兵員:8名(完全武装)・・速射砲搭載時3〜4名(砲操作員) 発動機:日立 ハ-12 95式(神風) 空冷星型7気筒 140hp/2000rpm 〈武装〉 基本武装:7.7mm 九九式軽機関銃×1 搭載可能砲:一式47mm速射砲×1 (性能) 最大速力:時速50km/h (路上) 航続距離:300km(路上走行) (装甲) 装甲厚:前面15mm ・ 側面8mm ・ 後面 6mm

試作のコンセプト


軽く、安く、早い、コンビニ・・を目標に設定した。 戦車じゃないので搭載砲で悩むことが無く助かった。(知識ゼロ) 上記のコンセプトを達成する肝は発動機であると勝手に決め付けてみた。 軽量且つ簡単構造で高馬力、新たな開発無く入手可能といえば空冷星型の航空発動機 以外に選択の余地はない。地上で使うのであれば新品はいらないオーバーホール ニューで充分。 そこで直径1,000mm以内で150hpクラスのものを漁ってみた(胃袋氏の発動機一覧 が大いに役に立った) んで、あるんだなこれが「神風」Φ970mm ・160hp これですよ、これ! 970mmでも大きいが操縦席を60mm位に押さえれば箱巾は1,660mm位(外寸)には 押さえられるであろう。但し、「神風」は一段一速の過給機がある。これはいらないが この試作のために外せとも言えないので勿体無いけどそのまま使用することにした。 燃料は自動車用を使用可能(馬力は若干下がる) この発動機SLでの回転と馬力が不明である。考えた末SPECの通りとした。 装着は30度前方に傾けてある。 商売柄「整備性」に悩んだ。図の点検蓋だと上のシリンダーを抜くのは可能だが横と 下は不可能である。(下側は車体下側にアクセスパネルを付けるにしても側方は不可能である) 結局車内側に扉を付けマウントごと手前に引き出す方法を取らざるを得ない。発動機換装はこれで よいが簡易的なシリンダー交換は頻発するだろうから最終的にマウントを円形のレール 式にして回転できるようにしてみた。(配管・リンケージを外す手間が掛かるが) また、冷却は強制ファンであるが、吸入排出の面積が上面だけでその効果に疑問が残る。 ホットエアーが機銃手の前に出るゆえ陽炎が邪魔しないかこれも不安である。 結局車内に噴出させることにしたが満州ならいいけど南方戦線じゃ蒸し風呂か・・ 蒸し風呂といえば操縦席も横に発動機を抱えるので大変である。ここは沖縄出身者で かわすしかない(笑・・(足先に空気取り入れ口を設けたが屁の突っ張りにもならない) しかしこの発動機装備により車内幅拡大にも拘らず重量5.8トンという軽量化に成功し 道路走行50km/h を達成した。(試作97式軽戦車のSPECから可能と判断した) 車内幅は約1,600mmと広い、まあ速射砲を設置する事だし広い分には問題ないであろう (実は発動機の直径が大きいのでしょうがない) 搭載機銃は装甲車だし歩兵でも操作出来るように99式軽機関銃をマウントした。 燃料タンクは右側兵員座席下に250リットルの容量で後面から補給する。 操縦席の視界右側に死角が出来る・・審査で指摘は間違いないであろう。 履帯幅は95式と同じ250mmを採用。 兵員座席の長さは180mm(一間)で完全武装の兵士が座れるかは微妙である。但し幅は 充分なので向かい合って膝がぶつかることは無い。 装甲は上記スペックで充分であろう。 転輪は大直径か普通のを5個にするつもりだったが描いていたら4個で収まった(汗 サスは97式(チハ)モドキで勘弁してね。(勉強不足) さて問題の速射砲(機動砲)である。設計側としてはコンパクトな37mmにしたいとこ ろであるが用兵側は最低でも47mmと言うのは当たり前で、そうしてあげました(笑 これのマウント、インチキだなぁ・・・ 速射砲搭載時と重量がさほど違わないのは完全武装の兵員が乗らないからである。 因みに砲弾は150発分180kgを風袋として加味してある。 速射砲を積んでも機銃は外せないのでこの盾に一緒に乗っけた。但し、そのために砲の 取り付け位置が若干左側にオフセットされ左右の旋回角に障害が出た。(右20度・左30度) これを搭載する場合、車長はこの盾の後ろで指揮をとる。 無線機については何処かにありますと言うしか手がない(笑 それにしても手書きで同じような絵を6枚も描いてしまった。でも少しずつ熟成して いくのは楽しく描く手間を感じなかった。新たな趣味が増えたのは純粋に嬉しい。 (採用されればもっと嬉しい)