マリア・テレジア号

マリア・テレジア号

基準排水量:公称49800トン(実際は、たぶん58000トン位ある)
艦体長:290m
艦体幅:40m
飛行甲板長:305m
飛行甲板幅:最大52m
装甲:水線及びエレベータ10cm、飛行甲板の主要部5cm
缶:ワグナー高圧缶×20基
主機:ギアード蒸気タービン4軸
出力:21万馬力
最大速力:32ノット
重油搭載量:10000トン
航続力:16ノットで16000海里
高角砲:10.5cm連装x4基(予定)
機銃:40mm連装(両舷に各10基、艦尾に2基)
搭載機:第101海上戦闘航空連隊の新型艦上戦闘機x48機、補用4機
第201海上爆撃航空連隊のJu87M x 36機、補用4機
第202海上爆撃航空連隊のフィーゼラー雷撃機(当面)x36機、補 用4機
偵察爆撃中隊のMe110M又はJu88M x9機、補用2機
計、正規129機、補用14機、合計143機

1939.4.1、就役後、初の艦隊合同訓練に臨む、初代艦長クランケ大佐の談話:
「まあ、初めてづくしなので、いろいろ仕事が多いのは事実です.
私の上司は、ずっとUボート畑でしたから、今度の第1機動部隊の司令官の辞令には おどろいていたようですが、このような大艦隊がキールから出航するのは、 ユトランド以来ですからね.提督は目頭を押さえておいででした.

艦隊編成は、先陣に軽巡ケルン以下駆逐艦8隻、続いて本艦、 本艦左に重巡ヒッパーとブリュッヘルの縦列、 右に巡戦シャルンホルスト、グナイゼナウ、 しんがりと側面警戒隊として、軽巡ニュールンベルグ以下駆逐艦12隻ですからね ・・・

機銃は、当初ドイツ軍指定の37mm連装を予定していたのですが、 能力向上の要請があったため、急遽ボフォース40mmの ライセンス契約が結ばれたのですね.
そのため、高角砲の手配が遅れ(というか、戦艦のほうに 優先的に回されてしまった)、搭載は後日、ということになりました.
まあ、艦橋前が空いているので、レッカー車の駐車場に使っています.
高角砲なしの不便さは、礼砲が40mmで音がちいさいくらいですね.

着艦時のオーバーラン対策ネットが目を引くでしょう?
いまも、Bf110がつりあげられていますが、なにより有りがたいのは、 まだ一人も殉職者がでていないことです.

エレベータ配置も独特で、前部の着艦先頭位置付近に2基、後部に2基、 配置されています.
飛行甲板の下は、全通の整備甲板で、着艦した航空機をどんどん艦尾方向 に押しすすめながら、燃料・弾薬の補給、軽い損傷部修理などを行うのですね.
そして、後部エレベータから揚げれば、即発艦・というわけです.

損傷の大きい機体は、さらに1段下の補用機格納庫に下げられ、そこで整備される.

艦首はエンクローズド・バウで、口の悪い英国の夕刊紙などは レキシントン号のまねだ・などと書いていますが、よいアイデアを導入することは いきさつはどうであれ、結構なことだと思いますね.また彼らは、本艦を 「うどの大木」だの、「捕鯨船」だの悪口を言っていますが、 まあ、いざとなったら、いかに鯨を捕らえることに長けているかわかるでしょう.

欠点は、よくわからない.と・いうか、なにしろ運用がはじめてなので、 改良要望がでてくるのは、これからであると思います.」

以上、窮屈な艦橋から、元気なクランケ大佐でした.