日本海軍「満月」級(越型)対空巡洋艦

「満月」

諸元
全長・・・170.6m 全幅・・・15.2m
基準排水量・・・7,150t
機関出力・・・100,000hp
最大速力・・・36.1kt
航続距離・・・7,150浬/18kt
乗員・・・795名
同型艦・・・26隻(16番艦「月天」以降は「越改」と呼称する場合あり)
武装・・・九七式45口径12.7cm両用砲連装8基(「越改」は二式60口径)
     25o対空機銃連装20基


〜〜〜解説〜〜〜

 1940年8月15日に始まった太平洋戦争は,日本海軍に戦術の大幅な変更を要求した。中でも,対空戦術は最も著しく(かつ短期間に)変わった点であった。
 日本海軍は,1938年に世界に先駆けて対空駆逐艦「秋月」を完成させていた。「秋月」は1937年に制式化されたばかりの九七式45口径12.7センチ両用砲を連装4基,計8門装備していた。九七式は,米国の両用砲と比べても負けず劣らずの性能を持った,極めて優れた対空砲であった。速射性・初速・生産性のいずれもが高次元にバランスされた,傑作砲である。その砲を8門装備した「秋月」は,日本艦隊の守り神として,来るべき対米戦争でも多大な活躍を果たすであろうと期待された。
 しかし,実際に使用してみると,「秋月」の能力をもってしても米国相手には不充分であった。砲自体の能力は確かに素晴らしい物があった。しかし,如何せん8門では対応しきれなかったのだ。
 「もっと九七式を大量に装備した対空艦を―――」実戦部隊からの悲鳴のような声に答え,軍令部は,早速「秋月」の後継艦を艦政本部に要求した。1940年10月15日の事である。
 この要求(俗に「第一次要求」と呼称される)は,結局実を結ばなかったのだ。理由は唯一つ,「実現不可能」だったからだ。
 その第一次要求の要目は,不可能に不可能を重ねたような内容であった。「排水量3,500t,九七式15門以上,速力35kt以上」と言う内容は,艦本ならずとも実現不可能であった。
 しかし,軍令部は艦本の再考要求に対して頑として首を縦に振らなかった。彼等にとって要求とは絶対の物であり,それを覆す事は自分たちの権威の失墜に繋がると考えていたのだ。
 軍令部と艦政本部の対立は,しばらく続いた。年を越しても,対立は収まる気配を見せなかった。この異常事態を収めたのは,GF司令長官の山本五十六中将の鶴の一声であった。曰く,「排水量が足らんのなら増やせ。何が何でも来年(17年)上半期には完成させるように。」
 この単純な命令は,平時では実行される事はなかったであろう。排水量の増加は運用上の支障を来たし,予算の肥大化にも繋がるからだ。しかし,当時は日本始まって以来の大戦争,そのような細かい問題は跳ね飛ばされた。
 この発言により,さしもの軍令部も要求を撤回せざるを得ず,16年3月1日,改めて要求が出された。こんどは極めてシンプルな物であり,「排水量約7,000t,搭載火器は全て対空用」とされた。  今度は艦政本部も素直に納得し,早速設計に取りかかった。設計は急ピッチで進められ,16年8月15日,呉工廠にて一番艦の建造が開始された(異様な早さである)。完成は17年4月1日であった。同艦は「満月」と名付けられ,早速第一機動戦隊に配備された。  同級建造の異例の早さには,理由がある。「満月」は,設計のかなりの部分を「秋月」から流用していたのだ。「秋月」自体もかなりの簡略設計であったが,「満月」ではさらに拍車が掛かり,工数が通常の巡洋艦に比べかなり減少していたのだ。ノウハウは「秋月」級建造で積んでいた為,建造が割合簡単だったのだ。  しかし,ただ簡略化に努めていたわけではない。「満月」には8基の連装砲塔が装備されているが,その各砲塔毎に射撃指揮装置が装備されていたのだ。つまり,「満月」は同時に8個の目標に向かって射撃する事が可能だったのだ。  日本海軍はVT信管を実用化していなかった。つまり時限信管に頼らざるを得なかったわけだが,日本海軍はそれを射撃指揮装置と自動調停装置,自動装填装置を完全に連動させる事により不利をカヴァーした。これらの一連の装置は日本海軍艦艇の対空能力増強に,かなり役立った。  1945年12月8日の終戦まで,「満月」級は計26隻建造された。そして,その内16番艦「月天」以降の艦は,砲を九七式から二式12.7cm両用砲に変更していた。結局,終戦まで生き残った艦は,19隻であった。生き残った艦は大抵戦後も使用され,大多数が1975年まで海上自衛隊にて使用された。しかし,中には1952年の航空自衛隊による原爆実験に供された艦もある。


♪ドザちゃんコメント

 うむむ・・・・・・歴史捏造しまくっとる・・・^^;史実を全くご存知ない方は,説明文を読まないで下さい・・・って,もう遅いか(笑)

 それにしても,ドザ‘s艦艇って,戦後に原爆実験ってのが好きだなぁ・・・(笑)。これぢゃあ甚八の「連合国により接収」を笑えんやないか(爆)。
 これは多分,史実での「長門」による物が大でしょうな。あれはホント,心打たれる・・・

 戯言はここまでにして,ちと補足です。
 この世界では,九八式の長10cm砲は存在しません。理由は唯一つ,「俗っぽいから」。

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 ああっ,石を投げないでぇっ(笑)!!
 でも,ドザちゃん自身長10cmにはちょっとした疑問を持っていますので,九七式と言う架空の砲に登場願いました。如何でしょうか?

 ・・・って,しっかり戯言だぁ・・・(爆)。これ以上やるとボロが出るので,このくらいに・・・

 そいでわぁっ!!

 「星方天使エンジェルリンクス」OP「All My Sowl」を聴きつつ・・・
 (財)郷研聯盟ゴムサンダル工業会会長 海野土左衛門