ホーカー ブリーズ

側面図

設計主幹:なに、685km・hだと!そりゃまたずいぶん・・・ すごいじゃないか!
設計助手:ねえ、ボス、これって、例のホイットルエンジン 使えってことじゃありませんか?
設計主幹:うむ.ご念のいったことに、「高々度性能を 重視する」と注釈がついているしな.
しかし、俺たちはセイバーを使う!液例エンジンの壁、 「V12が限界」の定説を打ち破るんだ!!!
設計助手:しかも、先行している、タイフーンではもの足りぬ・ という意向のようです.
設計主幹:うむ、わかっている.俺たちが、あえてセイバーで やるってことは、プロペラ戦闘機に有終の美を飾ろう・と いうことさ!

開発プロジェクトを成功に結び付ける要素は、 技術基盤、充分な予算、それにスタッフの情熱だ.
1940年のホーカーには、これら全てが揃っていた.

設計助手:この「そよ風」っていうコードネーム、 さりげなくて、ボス好みですね.
ハリケーンだの、タイフーンだの、これまで、ほらを 吹いてきましたからね.
設計主幹:いいから仕事に集中しろ!

こうして、ブリーズの試作第1号機が出来上がった.
基本スペックは、画像の説明をご覧いただきたい.
基本武装は、
Cウイング:20mm×4 または、
Eウイング:20mm×2、12.7mm×2である.
試作第1号機はEウイングを装着している.

これに燃料900リットル、オイル160リットル、 グリコール冷却液、20mm弾250発、12.7mm弾600発 を詰め込むと、離陸重量(乗員込):5050kgとなる.
さらに、内翼下パイロンに、 370リットル増槽×2、または450kg爆弾×2が搭載できる.
この場合の離陸重量は、5950kg.

本当は、さらに外翼下にロケット弾16発を搭載 (フェアリー・ファイアフライに装備されている型) できるのだが、速度試験前でもあり、この装置は 取り外されている.

さ、いよいよ初飛行だ!

飛行中


ゴオーーンオンオンオン−−−!!
これこれ、この爆音を聞きたかったんだ!
ネピア・セイバー独特の重低音をとどろかせ、ブリーズは天空を駆け上った.
航続力は、どうやらクリアできそうだ.
上昇速度は、残念ながら、あと一歩.

飛行士:なあに、テストを重ねて、手直しすれば、 目標にとどくって!

それ、急降下!背鰭が効いてる!ぶれない!
つっこめ!!!

ゴウウウウウウウーーーン、オンオンオンオオオオオオオオ!!!