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1925年にイブクーロ王国からの受注を受けたイギリスは、国の威信をかけてこの発注に応ずる決意を固め、その試作をグロスター社に依頼した。 グロスター社では、最もキツイ「最大速度280km/h以上」という要求仕様を重く見て、基本設計は、まずこの要求値をクリアすることを主眼に進めることとなった。 最大速度を高めるためには、何よりも機体の空気抵抗を減らすことである。そこでまず、水上機として一番の抵抗源となりそうなフロートを無くすことからスタートした。そのためには、胴体そのものをフロートとする「飛行艇形式」が良さそうであった。次に抵抗源となりそうなエンジンも、その飛行艇型の胴体内に納めることにした。そのあげく、胴体の幅をエンジンの幅いっぱいにまで細くして、とにかく前面投影面積を減らすことに意を注いだ。しかし、そのままの幅では艇体底部の幅が小さすぎて浮力が不足するため、艇体下部のみ幅の広いデザインを採用うすることにした。 エンジンを艇体内に納めることができても、プロペラはそういうわけにはいかない。そのため、エンジン後部の胴体上部からシャフトを垂直に延ばし、その先端にプロペラを後ろ向きに取り付けた。エンジンの気化器空気取入口をそのシャフトの前方に配置し、ラジエータはさらにその前方には位置して、とにかく少しでも前面投影面積を減らそうとした・ 主翼は、もちろん抵抗の大きい複葉機は却下で、木製モノコックの単葉とすることに決まった。また、エンジンにW型のものを採用していたが、3本のシリンダブロックのうち、左右のもののカバーの後方に主翼が入るように設計し、中央のものはプロペラ駆動用のシャフトの前方に来るようにして、これも少しでも抵抗を減らそうという努力をした。 しかし、それらの努力をもってしても、計算上ですら最大速度は260km/hにしか達しなかったが、それでも当時の水上としては破格の数値であることは間違いのないところだったので、とりあえず機体製作にかかることにした。 第1号機は1926年11月5日に初飛行した。 最大速度は、やはり要求値に達しなかったが、それでも計算値を若干上回る266km/hを記録した。 しかし、最大速度を極端に重視した設計にもかかわらず、その他の手法には特に冒険もしなったせいか、安定性、操縦性ともに良好であった。また、エンジンを重心近くに配置したせいか、旋回性能、左右の回頭性能も良好であった。 ところが、プロペラを機体中心軸から大きく離して設置したことがたたり、横転時に舵がとられるという特性があることがわかった。色々と改修を行ったが、この点は満足な解決を見ることがなかった。 そして、それよりももっと問題だったのが、コクピットを最前部に持ってきた事により、パイロットが大量の波をかぶってしまうということであった。これはただちに対策がとられ、前部遮風板を拡大し、コクピット側面の胴体が高く整形された。これにより、この問題はほぼ収まったが、それでもちょっと油断しておおざっぱな着水をすると、容赦なく波がコクピットに進入した。また、この改修のため、最大速度が4km/hほど低下した。 そして最後の問題点は、そのラジエータ配置にあった。中央のシリンダブロック後方に設置したため、その排気がもろにラジエータにかかり、エンジン冷却に問題が出、エンジンが過熱気味になったのである。この対策のため、ラジエータは一段高い位置に移動され、またその前方胴体部に導風板がつけられてエンジン排気を左側に逃がすように改装された。そしてこの結果、さらに戸井田委速度が5km/h低下したのであった。 これらの改修でなんとか実用域に達したと判断したイギリス王国は、この機体をイブクーロ王国へ納入した。ただ、問題点を含んでいることは重々承知していたので、目くらましのために、サンブン国王が何よりも愛する黄金を意識して、機体全体を金色(こんじき)に塗装した。 さて、この機体を見たサンブン国王は、「おお!おお!おお〜!」と声をもらし、まともに整備も完了していないのにただちに試験飛行を行うよう、その場で空軍司令長官に対してタダをこねたということである。 諸元 全幅 :11.5m 全長 :8.6m 自重 :1850kg 全備重量:2670kg エンジン:ネイピア・ライオン 液冷W型12気筒 570馬力 最大速度:255km/h 航続距離:825km 武装 :ビッカーズ 7.7mm×2 胃袋3分の1からのコメント: うーむ、あんだけ「第二次大戦オンリーだよ〜ん」と言っておきながら、「おもしろい!」という理由で1925年などという設定にしてしまって、いたく反省しておりますm(_'_)m おかけで参加したいのにできなかった人もでてしまい、まことに申し訳ございませんでした。 しかし、「紅の豚」のノリで参加してくれる人も多いのかなぁ〜とも思ったんですが、う〜む、なかなかに・・・。(^^;;;;; 少なくとも飛行機に関しては、やはり今後は第二次大戦機オンリーでいくべきだと思いました。 二度とこんなことはしません、必ず!・・・きっと・・・たぶん・・・もしかしたら・・・ |