第23回競争試作:飛行機 英航空省・中型輸送機


要求諸元
1938年6月・英航空省要求

機種:
 中型輸送機
用途:
 各種兵器輸送、兵員輸送
全幅・全高:
 格納庫に収容可能なサイズとする
最大速度:
 高度15,000ft(4,572m)で200kts(370.4km/h)以上
航続距離:
 巡航速度140kts(259.3km/h)にて最大 4000Km 標準貨載時 2500Km 過搭載時 1200Km
武装:
 7.7mm×2挺以上の後方武装(固定不可)
積載量:
 標準2000Kg 過載時4000Kg
特記事項:
 (1) 完全武装の空挺兵士 24 名を乗せ、空挺降下作戦に利用可能なこと
 (2) 未舗装飛行場からも運用でき、貨物積み降ろしが容易であること
備考:
 爆撃練習機もしくは簡易爆撃機として応用できればなお可

制式採用
De Havilland DH.99 Phoenix
デ・ハビランド DH.99 フェニックス 作:ささき 氏


受賞の言葉
困ったな。言いたいことは解説で全部言っちゃったから、改めて書くことが何も無い…(苦笑)えー、とりあえず、投票ありがとうございました。

実在機をベースとしたオーソドックスに見える機体形状、説得力があるように見える数字スペック、堅実なように見えるエンジンなど、一見するとごく普通の輸送機のように見えますが、実は強度不安で視界不良のうえ重量過大だったり、翼面過重も馬力過重も輸送機として過大のうえ巡航速度は異様に高く、果たして大食らいで悪名高いマーリンで指定航続距離を実現できるか怪しい…というネタ入りの飛行機だったりします。その辺も解説にはちらっと書いておいたのですが、真面目に検算してみる人は居なかったようですね(^^;

まぁ、普通に作ったら DC-3 の親戚みたいなのが出来るだけなので、あえてぶっ飛びで遊んでみよう!というのが今回競作の趣旨だったわけで、応募された作品はどれもユニークで笑えるステキな機体が多かったことは嬉しかったです。そういう意味では、外見だけ「普通っぽい」という理由で制式採用されちゃったのはちょっと心外というか、複雑な心境ではあります…。




人気第一位

コールゲンMk3輸送機 作:航報館 氏


受賞の言葉
この度は、私の作品に投票していただいて、ありがとうございます。
いつも、目指せ一票!を目標に描いていたりします
そのため、このように人気投票で多くの方にご支持を頂いてとても嬉しいです。

皆さんもご存知の通り、細かなスペックの計算や、技術的知識の裏づけが殆ど無いため
解説に至っては、なんら説得力の無いものでお恥ずかしい限りですが
その分、飛行機としてのバランスや(絵としてではなくw)、外形的なものには
結構気を使って描いていたりします。
今回、イギリスと言うことで、それっぽさを出すためにはまず何をするかと考えた時に


1.目的のためには、あまり常識にとらわれない
2.新しいものと、古いものが巧く混在している

そんな事を考えつつ、思いついたのがシービクセンでした
あれを、もっと極端にしたら…というのがもともとの発想でした。
絵を描き始めると、思いのほかすらすらと描けて
それがカエル見たいにみえたので、後のネタを思いつきました
でもって、うまく描けて競作の前に皆さんに見てもらいたくなって
ついつい、お絵かき掲示板にupしてしまいましたが
それが少なからず、他の方の作品の方向性に影響があったのかな?(w

最初はもう少し大き目の機体を想定して描いていたのですが
そうなると、双発では厳しそうだったので、全体として一回り小さい感じで描きました。

そのため、かなりコックピットは狭くなってしまいましたが
逆にイギリスっぽくなってよかったかなと思います。

機体の成り立ち、構造等はずばりギガントのパクリです。
絵掲の時からの変更点は、重量の関係で動力銃座を開放式にして
後、主翼も延長しました。

ご指摘の通り性能的にかなり眉唾もので申し訳ない、と思いつつも
タイトルページにあるように「CGによる美術館」を心のよりどころに
これからも、自分の好きな飛行機を描き続けて行きたいと思いますので
今後とも、よろしくお願いいたします。

このような賞を頂き、本当にありがとうございました。



人気第一位

ハンドレページ・ハウダー 作:Schump 氏


受賞の言葉
 おちゃらけ路線に戻ったSchumpです。これまで様々なイロモノを描いてきましたが、左右非対称となると胴体内のオフセット配置どまりだったので、今回は端っから紛うかたなき非対称にすることを決めていました。やっぱり手をつけてないことが残ってるっていうのは気持ち悪いですし(笑)
 とはいえ、見た目だけ面白くしても仕方ないので、説明可能なデザインとディティールを盛り込んでいくことを心がけ、その思考過程も含めて「作品」として仕上げていくことにしました。これがなかなか楽しい。やっぱり、絵だけ描いてりゃいいってもんじゃないですね。
 当初は「正面面積の削減による高速化」をお題目に考えていたのですが、それがどうやら無意味そうだと気付いて「荷役作業の便」を主張する方針に変わってしまい、当初構想は九七艦攻をモデルにしたらしいコクピットブロックの配置に残るのみ…おかげでますます搭乗員の人権を軽視したようなひょろ長い外形に…当然、作っていくうちに「これと同じものがなぜ現実に存在しないのか」という答が頭の中に積みあがってしまいますから、その照れ隠しの意味も込めて「きつねさん」「すももさん」の登場とあいなったわけで、そのへんを察していただければ幸いです。
 さて、今回の「ハウダー」、側面のシルエットが固まったとたん「ゾウを呑んだウワバミ…」と自己突っ込みが入っていたのだったりします。図らずも人気投票の一位をカエルとヘビが占めることになったわけでして、これであとはナメクジが揃えば目出度く三竦みに…ってナメクジ型輸送機って何かしら(爆)




びばりぃたん四分の一
ブラックバーン ビバリー 作:巣田夏生 氏



ビッカース・ウエストレ 作:日奉弾正 氏


女王様の輸送機
マイルズ・メジャー 作:胃袋3分の1