2007.04.07-08
2007.04.18
2007.4.7に立川ラーメンスクウェアで「俺とカッパ」が開店した。風来軒との交代である。
「俺とカッパ」は店主の田村太一がラーメン屋、居酒屋、イタリアン、フードクリエィター等に14年の経験があり、それを生かして出店したことを前面に出している。「様々な飲食店で修行した経験と研究をもとに、たどり着いたラーメンが立川初登場。」、「スープには国産の豚骨、鶏がら、香味野菜をたっぷりと使い滋味深くうまみを引き出した豚鶏菜湯スープ、麺は純国産小麦を使用小麦本来の味が堪能出来る特注極太麺」と解説されている。

さてこの中西食品(株)の特注極太麺は腰が非常に強く、スープが簡単にはしみ込まない。正油ラーメンも元気ラーメンも九州トンコツスープで麺に対抗しているが、まだこの極太麺にスープが若干弱い感じがする。
カッパで使っているのはキッコーマンの濃口醤油、でもラーメンの名は正油ラーメン、笑ってしまった。

    

  

   
正油ラーメン680円(上5枚の写真が正油ラーメン)
正油味の九州トンコツラーメンと言うべきか。九州トンコツ系でこれ位強い正油味はは初めての経験と思ったらでびっともそうだった。世の中狭いもんである。
中太麺と呼んでいるが、通常の九州系のラーメンよりかなり太く、北海道のラーメンを超えている。おまけに非常に腰が強く、スープがなかなか馴染まない。入っている肉はチャーシューでは無い、バラ肉を正油で味付けして炒めた様な舌触りで、これまた変わっている。ラーメンの肉はチャーシューという既成概念を吹き飛ばした様なラーメンである。
 
  
元気ラーメン700円(上3枚の写真が元気ラーメン)
元気ラーメンは正油ラーメンを辛くしたラーメンである。使用麺は正油と同じ中太麺、肉が味付けバラ肉の様な感じなのも正油ラーメンとおなじである。蓮華の中に唐辛子が沈んでいるが、丁度良い辛さ加減のビリ辛である。

つけ麺


食べ終わってからスープ割りにするためのスープを頼む事も可能だが、店のメニューや店内には明示が無く、頼むのに勇気がいる。スープ割りが出来るなら、そのむね表示した方が良いと思う。

つけ麺にはパーティで何人かで食べる様なつけ麺もある。その名もジャンボつけ麺で、つけ汁が3人前付いてくる。

  
 
 
俺とカッパ
店の前の券売機の一言がにくい。
「つけ麺:未来の味が楽しめる。」
「元気ラーメン:刺激的な味わい」
このキャッチは良く考えられている。おもわず食べたくなるではないか、ただ一番基本の正油ラーメンが「食しやすい一杯」と宣伝が地味なのはもったいない。

ラーメントライアウトで2回連続して最終選考まで残り、今回も準優勝のはずだが、それは全く触れていない。準優勝を強調すれば、客はまず準優勝の俺とカッパではなく昨年優勝店の「凪」や今年優勝した「優」に行くであろうから、準優勝をおくびにも出さない戦略は立派。

ラーメンスクウェアの入り口の幟も俺とカッパの分は無い。予定通り開店したのか?ビルの外からは一切見えない。これは損