試製4式徹甲弾 初公開
直線上に配置
カト砲 設計原簿
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カト砲の設計原簿は陸軍第1研究所2科で書かれています。まず2ページに試製十糎対戦車砲研究実施計画がペン書きされています。昭和18年8月2日とあります。続いて3,4ページには搭載車台の試製十糎対戦車砲車台(カト車)研究実施計画が、5,6ページには参考となる試製十糎戦車砲(長)/ホリ砲の研究実施計画、以下に設計進捗順に各機器の設計根拠が記載されています。     
研究目途(カト砲諸元)
起案図
砲内諸元 薬莢
       弾丸 1)試製4式徹甲弾
           2)試製十糎尖鋭弾
       砲腔断面積
       砲身腔内経始の決定
       砲腔全容積
       装填景況
       腔圧、及び存速
       自緊
       砲身重量及び重心位置
       駐退機、復座器
カト砲の薬莢 初公開
      試製十糎尖鋭弾 初公開
カト砲設計原簿には上に示したような砲弾と薬きょうの寸法図が含まれており、当初砲弾も3DCG化し、カト砲の適当な位置に搭載しようとしていましたが、学研の「戦車と砲戦車」の編集部から、掲載する戦車と砲戦車の数を増やして欲しいと希望され、渡部氏がそれで手一杯となったので、105ミリ砲弾のカト砲への搭載は断念されました。私としてはチョット残念でした。なおこのページに掲載の3枚の図は本邦初公開です。

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