搭乗員の操偵別及び機種別について。 (15−11−17)
我々は予科練の二次試験では、一週間に亘って各種の適性検査を受けました。予科練に
入隊すると「リンクトレーナー」で再度、操縦の適性検査を受けます。これらの資料を基
に、操縦員と偵察員に区分され、それぞれ専門の教育訓練を受けます。
我々のクラスでは操縦員と偵察員の比率は4:6でした。従来は練習機に乗せて操縦の
適性検査を実施していたそうですが、我々のクラスは操縦・偵察に区分されたあと体験飛
行を一回だけ行いました。この間の状況は本文に記載しております。
操縦員は予科練を卒業する際に、水上機と陸上機に区分されて飛練に進みます。陸上機
は中練教程(九三式中間練習機)終了の際に、戦闘機・艦上爆撃機・艦上攻撃機・陸上攻撃
機に分けられ機種別に実用機教程が行われます。飛練を卒業するといよいよ実施部隊です。
偵察員は飛練(機上作業練習機)卒業後、実施部隊に配属されます。二座機と三座機それ
に中攻や飛行艇に分けられます。二座機の偵察員は、航法・通信・射撃を一人で担当しま
す。三座機以上では、偵察員(主に航法)と電信員(通信と機銃)に配置されます。通常偵察
員と呼ぶ場合、特技を指す場合と搭乗配置を指す場合がありますので注意が必要です。
我々のクラスの機種別名簿は本文に記載のとおりです。なお、機種選定についても本文
に記載していますが、メールを頂ければうら話など紹介致します。
飛行術練習生 期別構成について。 (18−1−20)
飛練期別 期間 構成
30期 18-1〜18-11 丙飛14期 甲飛9期
31期 18-3〜19-1 丙飛15期 乙飛16期
32期 18-5〜19-1 丙飛16期 乙飛16期 甲飛10期
33期 18-7〜19-3 丙飛17期 乙飛16期 甲飛10期
34期 18-9〜19-3 乙飛特1期
35期 18-11〜19-9 乙飛特2期 甲飛11期
36期 19-1〜20-1 乙飛特3期 甲飛11期
37期 19-3〜20-1 乙飛特3期 乙飛17期 甲飛12期
38期 19-5〜20-2 乙飛特4期 乙飛18期 甲飛13期
39期 18-7〜20-3 甲飛13期
予科練期別の戦没者について。 (18−1−20)
予科練期別 入隊数・戦没数・比率
丙飛14期 397・ 257・ 64.7%
(17-11-30予科練入隊・飛練卒業 偵察18-7・操縦18-11)
丙飛15期 631・ 303・ 48.0%
(17-11-30予科練入隊・飛練卒業 偵察18-9・操縦19-1)
丙飛16期 603・ 412・ 68.3%
(18-1-31予科練入隊・飛練卒業 偵察18-12・操縦19-3)
丙飛17期 643・ 373・ 58.0%
(18-3-31予科練入隊・飛練卒業 偵察19-1・操縦19-3)
乙飛特1期 1,539・ 802・ 52.1%
(18-4-1入隊・飛練卒業 偵察19-2・射撃19-6・操縦19-7)
乙飛特2期 622・ 290・ 46.5%
(18-6-1入隊・飛練卒業 偵察19-3・射撃19-8・操縦19-8)
乙飛特3期 526・ 132・ 25.0%
(18-8-1入隊・飛練卒業 偵察19-9・射撃19-10・操縦20-1)
乙飛特4期 787・ 36・ 4.5%
(18-10-1入隊・飛練卒業 偵察20-2・射撃19-12・操縦20-1)
乙飛16期 603・ 412・ 68.3%
(16-5-1入隊・飛練卒業 偵察18-12・操縦19-3)
乙飛17期 643・ 373・ 58.0%
(16-12-1入隊・飛練卒業 偵察19-5・操縦19-11)
乙飛18期 1,475・ 405・ 27.4%
(17-5-1入隊・飛練卒業 偵察19-9・操縦20-2)
甲飛 9期 843・ 621・ 73.6%
(16-10-1入隊・飛練卒業 偵察18-7・操縦18-11)
甲飛10期 1,097・ 777・ 70.8%
(17-4-1入隊・飛練卒業 偵察18-11・操縦19-1)
甲飛11期 1,191・ 733・ 61.5%
(17-10-1入隊・飛練卒業 偵察19-5・操縦19-9)
甲飛12期 3,215・ 861・ 26.7%
(18-4-1入隊・飛練卒業 偵察19-9・操縦20-1)
甲飛13期 28,501・ 887・ 3.1%
(18-10-1入隊・飛練卒業 偵察20-1・操縦水上機のみ20-2)
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