自衛隊こぼれ話

      日本語の乱れ

近年日本語の乱れが気になります。特にカタカナ語が蔓延して、われわれ年寄りは ついて行けません。漢字に直せば意味が通じると思います。昔はべスボール(野球) ソフトボール(軟式野球)バレーボール(排球)フットボール(蹴球)アメリカン フットボヘル(ア式蹴球)バスケットボール(篭球)と翻訳していました。 国名もアメリカ(米国)イギリス(英国)ドイツ(独国)フランス(佛国)イタリヤ (伊国)などと呼んでいました。年寄りには懐かしい言葉です。漢字に直せば意味 が通じると思います。外来語は固有名詞以外は漢字に翻訳して頂きたいと思います。

      ★漢字表記一例

アウトソーシング      外部委託 アカウンタビリティー    説明責任 アクセス          接続(交通手段) アセスメント        影響評価 イニシアチブ        主導  発議 インサイダー        内部関係者 インパクト         衝撃 ガイドライン        指針 ガバナンス         統治 キャピタルゲイン      資産益 コミット          確約する コンセンサス        合意 コンテンツ         情報内容 コンファレンス       会議 シンクタンク        政策研究機関 スキーム          計画 スキル           技能 スタンス          立場(姿勢) ストックヤード       一時保管所 ステレオタイブ       紋切り型(画一的) セキュリティー       安全 セーフガード        緊急輸入制限 ソリューション       問題解決 タイムラグ         時間差 ツール           道具(手段) デジタルデバイド      情報格差 デリバリー         配達 ドクトリン         原則 ドメスチックバイオレンス  配偶者間暴力 バリアフリー        障壁なし ハザードマップ       災害予測地図 パプリックコメント     意見公募 プライオリティー      優先順位 ホローアップ        追跡調査 ボートフォリオ       資産構成(投資配分) ポトルネック        支障(障害) マスタープラン       基本計画 マンパワー         人的資源(人材) ミッション         使節団(派遣団) モータリゼーション     車社会化 モチベーション       動機付け リーフレット        ちらし

      ★一人称について

辞書によれば「僕」とは同等(以下)に使う砕けた自称とあります。 私は、予科練に入隊してまず自称について指導されました。 海軍での一人称は「私」 でした。貴方と私、君と僕、貴様と俺が対象語ですね。 陸軍では「自分」を使っていました。 昔は国民皆兵で軍隊に入ってやっと一人前で した。そこで「僕」から脱却しました。ところが昨今では軍隊がなくなり、子供の頃 の言葉使いのままで大人になっています。 テレビなどでも、 名のある方が「僕」を 使っています。 日本語も乱れたものです。 また、外国の著名人の言葉を「僕」と訳す通訳がいます。 失礼に当たります。改めて 頂きたいと思います。

      ★「得点」について

球技などの解説で、「得点が入りました」などと放送しています。可笑しいとは思い ませんか? 「得点しました」「点が入りました」と言うべきだと思います。

      ★「準備万端」について

「準備万端調いました」 これどう思いますか?

      ★「凄い」と「凄く」について

テレビなどで「凄い」と「凄く」の混用が見受けられます。 「凄く綺麗!」「凄い綺麗!」 「凄く早い!」「凄い早い!」 皆さんはどう使われますか?  
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