作戦要務令

第四部


特種陣地の攻撃 附表

第1 特火点攻撃隊編組の第1例

特火点攻撃隊
将校
連絡掛下士官
伝令
擲弾筒手
擲弾筒
発射発煙筒若干

第一支援班
下士官
(上等兵)
狙撃手
軽機関銃
鉄条鋏若干
障碍物班
下士官
(上等兵)
破壊筒
鉄条鋏若干
発煙筒
電流鉄条網偵察具
第二支援班
下士官
(上等兵)
狙撃手
軽機関銃
鉄条鋏若干

突撃班
第一組
下士官
(上等兵)
破壊筒
破甲爆雷
火炎発射器
銃眼閉塞具
あか筒
鉄条網
発煙筒
土工具
懐中電灯
第二組
同右

予備班
下士官
(上等兵)
若干
破壊筒
破甲爆雷若干
あか筒
鉄条網
発煙筒
携帯梯子
束藁
土工具
懐中電灯

備考
  1. 一、
    本例は、歩兵約三分隊及び工兵約一分隊(歩兵作業分隊)を以て編組せる一例とす。 一定の形式に陥らざること特に必要なり
  2. 二、
    突撃班の編組は、通常攻撃すべき銃眼の数に応じ之を定む
  3. 三、
    支援班には、為し得れば各自防楯を携帯せしむ

第2章 第1節へ戻る