鹿児島レポート 知覧編


 知覧特攻記念館
ここが今回の本命です!なんたって疾風に会いたかったんです!
各機ごとに個別に展示され 飛燕を除けば(特攻隊の出撃風景の再現のため)、
自由に近づけるし、360度どの角度からも観察できました。
ただし 撮影はいっさい禁止されていましたが・・・

隼1型甲(キー43ー1C)
地元の元少年飛行兵の方が仕上げた 4/5縮尺の模型。
模型といっても再現度は忠実で、現在国内に現存する隼として貴重な存在です。
実際問題 隼は小型というイメージがあったので、4/5とはわからなかった。

飛燕2型改17号機(キー61-2)
ハー40の馬力向上型ハー140を搭載した 重火器、重装甲型ですが完成は374機。
終戦時、福生陸軍飛行場に残された機を、空自岐阜基地で復元されたもの。
従って国外も含めて 最も原型を保った機体といえるでしょう。
本館では特攻機仕様としてきれいに修復されていますが、実際には知覧とは縁の
ない機体です。どういう訳か その横に展示してあったのはハー40発動機だった。

疾風(キー84甲)
かってフィリピンの飛行第11戦隊に属していた機体で、フライアブルであったが いろんな
経緯(13-32忘れられた老兵達PART2参照)を得て、本館に収容されます。
飛べなくなったとはいえ その外観は完全で、空冷大馬力発動機と大翼面面加重
という 本機の整った機影は充分に堪能できます。
欲をいえば 俯瞰できる位置から平面が見れれば、もぅ最高なんですが・・・

零戦52型丙(A6M5C)
近くの甑島の近海から引き揚げられた機体。
エンジンや火器などは原型のままであるが、機体の後半が脱落したままで残害
遺品として展示されている。
反面 操縦席や胴体の構造等は、内部から見える状態だからわかりやすいです。

 加世田平和祈念館
規模としては知覧よりも小さいですが、撮影は制限されていません。

零式水上偵察機11型(E13A)
762空302飛行隊の機と推定されている。
フロート部は流失して無く、引き揚げ時の状態を再現して展示されていました。
海底に半分埋まった状態なんですが、その分高い位置から見おろせる位置にあり
三座の風防部分や、大きな楕円形の主翼など本機の特長が良くわかります。

その他の展示は、特攻機として墜落した九八式直協機(キー36)の発動機 ハー13甲と
プロペラなどがありました。





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