歴代艦上戦闘機


98/05/03 22:34:52 JU87     PART5 

 三菱十式二号艦上戦闘機 
英国ソッピース社から招へいした技師が設計した わが国初の艦上機。
発動機は仏のイスパノ・スイザ社の水冷式を、三菱がライセンス生産した。
翼、胴体とも木製骨組羽布張りで、大正12年から配備され総生産機数は138機
最大速度115kt 航続力2.5時間 7.7mm固定機銃x1 三菱ヒ式300馬力

 中島三式一号艦上戦闘機 A1N2
英国のグロスター・ガンベット艦戦をベースに設計された。
日本最後の木製骨組の機体で、昭和4年から7年にかけて約100機生産された。
上海事変で初陣を飾り、日本艦戦初の実戦参加となった。
最大速度129kt 航続力200浬  7.7mm固定機銃x2 中島ジュピター6型520馬力

 中島九十式艦上戦闘機 A2N2
中島が外国機を参考にしつつ、独自に開発、成功した純国産機で、当時の一流
外国機と遜色のない性能を示し、特に運動能力は卓越していた。
艦戦初の金属製プロペラと発動機回りのカウリングが特徴で、外国技術のデット
コピーと決別した歴史的な機体といえる。他社でも生産され正確な機数は不明。
最大速度158kt 航続力270浬  7.7mm固定機銃x2 中島寿2型改580馬力

 中島九五式艦上戦闘機 A4N1
九十式艦戦の発動機その他を改良して性能向上を図った 海軍最後の複葉艦戦。
どちらかというと凡作で、第一線にあった期間は短く 生産機数は221機。
最大速度190kt 航続力457浬  7.7mm固定機銃x2 中島光1型730馬力

  三菱九六式四号艦上戦闘機 A5M
これまで欧米先進国の後塵を拝していた軍用機の分野において、一気に世界の
トップレベルに踊り出ることができた万能戦闘機である。
空力特性を十分に考慮した単葉の全金属製で、その性能は諸外国のそれと比較
してみても傑出しており、昭和12年から15年にかけて約1、000機生産された。
最大速度233kt 航続力648浬 7.7mm固定機銃x2 中島寿4型785馬力

 三菱零式艦上戦闘機 A6M
昭和15年に制式化され 太平洋戦争全期間を通して日本海軍の主力戦闘機だった
終戦までに15バージョン登場しており、総生産機数は約10、430機に及ぶ。
様々な新機構が採用され、画期的な高性能 特に空戦性能は卓越していた。
中期以降は苦戦を余儀なくされたが、頼みとした17試艦戦「烈風」の開発が遅れ
最後まで第一戦に配備された。
最大速度288kt 航続力1,891浬 20mmx2 7.7mmx2 中島栄21型940馬力




E-Mail