不思議な体験と制作中の飛行艇(模型)


こんばんは、僕は今、沖縄で高校生してます。小学生のころは親の転勤でいろんなも のを見たのですが、今回は神戸の小学校にいたころの話を書きたいと思います。本当 の出身地は神奈川です。

神戸市中央区中山手通りの元NHK神戸放送局のはすむかい、セント・ミカエル外国 人学校の隣にある神戸の新しい観光スポット、神戸の特産品を売っている観光セン ターは、もともと神戸市立北野小学校という学校でした。

新館は地震で傾いたから取り壊してあるそうですが、いまものこる旧館は戦時中に建設され、空襲を避けて迷彩 色に塗られた経験のあるモダンな建物です。

震災のときは避難所自衛隊診療所になっ ていました。そんな学校に僕が通っていたとき、震災になる前の年のことです。

 ある日の放課後のことでした。

この学校の旧館の最上階の講堂の裏、油の染み込ん だ黒い長い木造の階段の上に、みんなが『開かずの部屋』と呼ぶ控え室がありまし た。この部屋の前に立つと、手を引かれて閉じ込められ、出られなくなるというあり がちなパターンの部屋です。

僕は前々からこの部屋の前にあるガラクタに惹かれてい ました。こんなの書くと、投稿の間違いじゃないかと思われそうですが、しばらく付 き合ってください。前述の階段の下には、竹製の踏み切りバーとか無線箱なんかの およそ学校と関係無いものが積み上げられていました。

階段の上にはさぞかしすごい ものがあるだろうと思い、嫌がる親友をひっぱってきたのですが、親友は僕を先に階 段に上らせてさっさと帰ってしまいました。仕方ないと思いながら階段を上りきり、 控え室の前に立ったときに僕の目に飛びこんできたのは! 血まみれの死体 ではな く黒光りする二枝のプロペラでした。全長は3mほど、木製で中心部とブレードの先 は真鍮だったと思います。

航空機の部品の割にはかなり重いものでしたが、三枝では ないので今考えると戦闘機用ではなかったのかもしれません。もしかしたら飛行船の かも。予想以上の獲物に、一人で笑いながら帰ったのを覚えています。プロペラはそ の後も何回か見に行きましたが、光のあたり方で微妙に幻想的に色調を変えるそのプ ロペラは、多分今まで見た中で一番美しいものだったと思います。

しかし、震災に被 災して、故郷に疎開、神戸に帰ってきたら転勤と忙しく、一度もプロペラにお別れを 言いに行かないうちにとうとう学校は隣校と合併、廃校になってしまいました。

あの 木製固定ピッチぺラ、機会があったら、絶対に譲り受けたいです。もう何処に行った か知りませんが。


 さて、お待ちかねの創作飛行艇ですが、単座の戦闘飛行艇で『紅の豚』に出てくる ような形の整ったものは写真で見たこともありませんし、まして模型化している機種 さえ少ないので実在機種の購入はほとんど無理と考えました。

(誰か知っていたら教 えてくれぇ!)川西のでかいのしか見たことありません。僕のようなにわか単座戦闘 飛行艇ファンにとっては痛い話です。そこで、考えました。「おお!そうだ。世の中 には水上機というものがあるではないか。

しかも模型でも多くの機種をリリースして いる。そうだ。水上機のメインフロートを改造しちゃえばいいんだ!俺ってあったま いいーっ!」ということで早速今日(9月4日)行き付けの文房具屋でタ○ヤの川西  強風11を購入しました。

予想以上の困難な改造でしたが、9月5日午前0時07 分現在のノースハルディニア共和国国立航空工廠技術部の発表によれば、まるで『紅 の豚』のポルコ・ロッソの愛機のようなウツクシーイ全金製モノコック飛行艇第一号 (コードネーム 強風11大改)が40パーセントほど完成していると言うことです。 暇をみてそのうち完成予想イラストも送りたいと思います。

愛称募集の依頼: 本当のところなら掲示板を使わなくてはいけないのですが、学園 祭とか部活やらが忙しいのでそちらもお忙しいとは思いますが前述の飛行艇の愛称を 貴殿のHPにて募集してはいただけませんでしょうか。採用されても景品はないので すが…。

基本コンセプトとしては、         1 地中海沿岸警備隊に投入(の設定)
                  2 イタリアの飛行艇部隊を元にしている
                  3 沖縄の青い海、青い空
                  4 機種識別ナンバーはNH hi-558
の四点。高校生の馬鹿な遊びにまじめに付き合ってくれる人に考えてもらいたいと 思ってます。

連絡はcbf28370@pop02.odn.ne.jp




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