カーチス YP-20
P-11 のエンジン換装型
YP-20 はエンジン開発に失敗し「首なし」になった
P-11
の三号機を改造しライト R-1820 サイクロン(Cyclone) エンジンを搭載したものです。エンジン換装だけではなく、主輪にスパッツを装着し尾橇を尾輪に交換するなどマイナーな改良も行われています。ややこしい事に、一通りのテストが終わったあと YP-20 は
XP-22
のコンカラー・エンジンと機首を移植して XP-6E と名乗り、更に後には排気タービンと密閉コクピットを装備して XP-6F と改称しました。ただ一機の機体がこれほど形と名前を変えて流転した例も珍しいと思います。
(文・ささき)
緒元(YP-20)
製作
1929年
生産数
1機
乗員
1
全幅
31ft 6in(9.60m)
全長
23ft 2in(7.01m)
全高
8ft 10in(2.69m)
主翼面積
252ft
2
(23.4m
2
)
乾燥重量
2477LBs(1124Kg)
全備重量
3233LBs(1467Kg)
武装
7.62mm 機銃×1+12.7mm機銃×1(機首)
発動機
ライト R-1820 空冷9気筒 575hp
最高速度
187mph(301Km/h) 海面高度
実用上昇限度
--
航続距離
--
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