ブリュースターF2A1バファロー

ブリュースターF2A1 バファロー 1939

アメリカ海軍初の単葉艦戦だが、配属されたのは九六艦戦に遅れること3年余となる。 次期艦戦計画にさいして、老舗のグラマン社が複葉機案に固執したのに対して、 海軍機部門に進出の野望を持っていた 新進のブ社の単葉機案が採用された。

1200馬力のエンジン、最高速度517km/h、武装12.7mmx4とカタログデータは悪くないが、 大直径の発動機にあわせた大きな機体に、防弾装備等の3tをこす重量では所詮 鈍重となってしまい、戦闘機としての資質に疑問が残る機体です。

上昇性能が格段に勝る日本機が相手の太平洋戦線では苦戦したが、フィンランド等に 輸出された北欧では、ソ連軍相手に以外と思えるくらい活躍したそうです。

いずれにしろ期待されたほどの性能では無く、1942年には米海軍から残存全機が 海兵隊に移籍されました。

フィンランドのバファロー



E-Mail