私論旧陸海軍の軍用機」について 1997/8/15


今回はなかなか渋いテーマをお書きになったと思います。
  これについては非常に難しい問題です。というのは、たとえば陸軍機にも海軍
機にも正式に採用されていた12.7mm機銃がありますが、陸軍と海軍では十の製造
元や、使用が違っていて何と弾丸の共用すらできなかったそうです。
  あれだけ官僚の専横が強かったころですら(今もいっしょかな?)こうですか
ら、ただでさえ少ない資源を奪い合うような事態になって、惨めな敗北を迎えて
しまったのだと思います。(そういえば今日は8月15日ですね。何かの因縁か
な?)
  結局物事を大局から判断できる人物がいなかったということですね。(今の日
本にもいないよな)
  これがきっと 、明治日本の軍人たちがいればこうはならなかったであろうと
思います。(山縣有朋はちょっとヤバイかも知れないが)児玉源太郎と西郷従道
で軍部を押さえてしまうか、もっとうまく戦争して1年以内で終わらせてしまっ
たかもしれません。(はやりの仮想戦記シュミレーションで誰か書かないかな)

  いきなりお書きになったテーマをぶち壊してしまうかもしれませんが、私はそ
のように思っています。民間の会社レベルでは可能だったかもしれませんが、官
僚の縄張り意識がある限り、またそれをコントロールできる、理性を持った権力
者がいない限り、いくらやっても勝てなかったと思います。
  ただなかなかいいところに目をつけられたと思います。
  これからも頑張ってください。


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